シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

スリランカに行ってきた

はじめに:旅行準備中や現地で、色々な人にお世話になりました。特にヌワラエリヤの存在をおしえてくれたわきちゃん、そして現地情報をあれこれ教えてくださった轟先生には改めて感謝申し上げます。

但書き:スリランカが好きな人には申し訳ないが、今回の旅の率直な感想は↓こんな感じ。

B009767D9O インドなんてもう絶対に行くか!! なますてっ! さくら剛 PHP研究所 2009-10-10by G-Tools

基本情報

  • 時期 2012年12月6(木)7(金)夜-14(金)15(土)早朝
  • 予算 1000ドルくらい+飛行機(tiger air $535)→全部で1300SGドル/一人程度

行きたい・見たい・食べたい

  • 北のほうの寺院(Anuradhapura and/or Polonnaruwa,)
  • お茶畑(Nuwara Eliya 高原地帯 棚田あり)
  • Sigiriya Rock(この近辺に有名な建築家が立てたホテルなどもあり)
  • キャンディ

ダイジェスト 旅行直後はかなり詳細に書こうかと思って目次を作ったものの、あまり楽しくなかった旅の話を長々することはないかと思い直して今にいたる。目次タイトルだけでも旅の雰囲気は伝わると思うので、以下に並べておこう。

  • タイガーエアー、お前には今後びた一文払わない
  • プリウスでお出迎え! コロンボ空港
  • 豪華(?)列車で高原の町・ヌワラエリヤへ
  • 一面に広がる茶畑を見ながら、紅茶をすする
  • ローカルバスに揺られてキャンディへ
  • キャンディの人ごみにギブアップ
  • 仏歯寺前でトゥクトゥクを拾う(そして嫌な目に遭う)
  • 小高い丘の上、リゾートホテルでたらふくディナーを食べる
  • ドライバーを雇い、シギリヤロックへ
  • シギリヤロックに登る 絶景!
  • ダンブッラのリゾートホテル リスと野鳥に囲まれる
  • ポロンナルワ遺跡行き、断念
  • ダンブッラの石窟寺院を満喫
  • 一路コロンボへ 〜公共バスに揺られて7時間の旅
  • コロンボの道は歩いてはいけない
  • 静けさを求めて 〜コロンボ郊外、マウントラビニアへ移動
  • 象の曲芸を見る〜デヒワラ動物園にて

そもそもネガティブな背景(或はタイガーエアー、お前には今後びた一文払わないぞ) シンガポールからスリランカに飛ぶ飛行機は3つある。エミレーツ航空シンガポール航空、そして格安航空のタイガーエア。当初エミレーツ航空にしようと思っていたところ、同僚が「タイガーエア安いよ。調べるだけ調べてみたら」と言うので見てみたところ、タイガーのほうがエミレーツ航空よりも便利な時間帯で飛んでて、しかもエミレーツだと1人600ドル超なのがタイガーだと2人で550ドル(半額以下)。これはさすがに・・・と誘惑に負けてタイガーエアでチケットを取った。これが7月の出来事。その2週間後に「出発時間が30分変わります」というメールが来て「ま、30分くらいなら問題なし」と思っていた。 しかし。チケットを取って数ヶ月した出発当日、空港に行ってみると自分たちが乗る飛行機が電光掲示板に出ていない。チェックインカウンターに行くと「スリランカ便?知らない。今日はないよ」という。なぜ!?と思ってカスタマーサービスカウンター(格安航空はチェックインカウンターとカスタマーサービスカウンターが別)に行くと、以下のようなやり取りになった。 タイガー「スリランカ便は明日の同じ時間発に変更になりました」 自分「そんな連絡は受けてないんだけど?」 タイガー「調べます。(コンピュータかちゃかちゃ)確かにあなたには連絡行ってませんね。だって予約したのが7月だから。早過ぎる」 自分「は? 何月に予約したって、変更の連絡は来ないとおかしいでしょう」 タイガー「ですね。じゃあ今から出します」 自分「ちょっと待って。今じゃなくて、事前に変更の連絡はよこすべきでしょう」 タイガー「だからあなたが7月になんて予約するから。なんで数日前にカスタマーセンターに電話して確認しなかったの?」 自分「そのカスタマーセンターの電話番号はいつも混み合っててろくに繋がらないじゃないか。変更になったのは分かったから、ディレイしたという証明を出してくれ」 タイガー「ディレイではなく時間変更です」 自分「しかし私たちはその連絡を受けていない」 タイガー「いや、ですから今から時間変更の連絡送ります(メールを送る)」 自分「(メールを見て)いや、これ普通に「時間変更になりました」としか言ってないじゃん。私がこの知らせを当日まで受取らなかったことを証明するレターをくださいよ。私たちホテルも何かも予約しちゃったんだから。保険会社に保障対象になるか聞きたいから、公式書類で「当日まで変更を知らされてなかった」って書いてよ」 タイガー「そんな証明は出せません、イレギュラーだから」 ・・・みたいなことになりまして。バケーション気分もすっとび、旅程の全面見直しと相成りました。

変更後の旅程 12/7 22時 Colombo着 Colombo泊 12/8 ヌワラエリヤに移動、お茶畑など観光 朝Colombo fort駅発 昼Nanuoya駅着 Nuwara Eliya泊 12/9 キャンディに移動・市内観光 Nuwara Eliya → 4h (バス) → Kandy着 Kandy 泊 12/10 ダンブッラに移動・シギリヤロック Kandy → 2h(タクシー)→ Sigiriya Rock, Dambulla泊 12/11 仏教遺跡行くのを断念、Dambulla市内観光(岩窟寺院、建築家Bawaの設計したホテル) Dambulla泊 12/12 コロンボに移動 Dambulla → 3h(バス)→ Kandy → 4h (バス)→ Colombo泊 12/13 コロンボ市内観光、Mt Laviniaに移動してホテル+ビーチで夕日を眺める 12/14 Mt Laviniaエリアでのんびり、デヒワラ動物園 夜Colombo発 翌朝Singapore着

各地の感想をざざっと

  • ヌワラエリヤ:高原の空気が冷たくて気持ちよかった。茶畑の風景も美しい。もちろんお茶も美味しいし、町もこじんまりとしていて歩いて楽しかった。お店やホテルの人は押し付けがましくなくおしゃべりで楽しかった。コロンボ駅で電車が30分以上遅れたが、車窓からの風景も楽しかったので、電車に乗って良かった。
  • キャンディ:ヌワラエリヤから初めての公共バスで2時間移動して疲労した後に、大都市の人ごみに揉まれるのは辛かった。辛過ぎた。悪い場所ではないのかもしれないが、自分の印象は(ヌワラエリヤより)暑くてゴミゴミした町。おまけに仏歯寺(観光地)の前から三輪車タクシーに乗ってホテルに行ったところ、事前に合意した値段を「そんなことは言ってない」と手の平を返され、ドライバーから高慢な態度で金をせびられた。ホテルの前で怒鳴り返してしまった。
  • シギリヤロック:キャンディのホテルでタクシーを手配して乗用車で行ったが、窓締め切りだったため+道の舗装が悪く揺れるため車酔いしてしまった。昇り始めるまでは緩い吐き気と頭痛がして辛かったが、昇り始めてしまえばさくっと頂上まで行けて、周囲一帯に広がる森の海を心行くまで眺めることができた。
  • ダンブッラ:ホテルにたくさんリスや鳥がいて、見ているだけで楽しかった。ダンブッラからポロンナルワまで公共バスで行く作戦は、自分が昨日の車酔いを引きずっていて+バスがめちゃくちゃ混んでいて断念。人がすし詰めになっているノンエアコンバスに、2−3時間立って乗る体力はなかった。代わりにダンブッラの岩窟寺院と、有名なスリランカ人建築家ジョージ・バワの設計によるホテルを存分に楽しんだ。体調いまいちであまり歩き回れなかったが、三輪車タクシーに乗るだけでも小さな町であることが見て取れるサイズだった。
  • ダンブッラ〜コロンボ:公共バスでダンブッラ〜キャンディまで3時間、キャンディ〜コロンボまで4時間強。バスの中は暑くてすし詰め状態、窓から排気ガスも日差しもがんがん入ってきて、座っていただけなのに髪の毛がパサパサになった。停車すると(食べ物や宝くじの)物売りがどんどん入ってくるし、バス車内でいきなり音楽を鳴らして歌う人が出現する。ローカル感が溢れていて面白くはあったが、疲れた。 コロンボに着くと、大きな荷物を持っているために三輪車タクシーがわらわらと客引きに寄ってくるが、値段が不当に高い(1日目にタクシーでホテルから駅まで移動したときの2倍以上の値段を吹っかけてくる。距離はほぼ同じなのに)。荷物があるのでしかたなしにその中の1台に乗ってみたら、道を知らない様子でドライバー仲間に現地語であれこれ聞きまくっている。そのくせ「Madam, Smile smile!」と言ってへらへら笑ってくるので(道を聞くために)止まっている際に「場所を知らないなら客を乗せるな!」と怒鳴って下車して歩いてその場を去った。荷物を背負って1.5kmくらい歩いたが、思ったより遠いので、そこらへんのホテル前でのんびりしていた三輪車タクシーに改めて声をかけ、納得いく値段で折り合って乗車した。このドライバーは道も知っていて、しかしかなり分かりにくい場所にあるホテルなので現地に辿り着いてから近隣住民に「XXってホテルどこ?」と聞いて回って、ちゃんとホテル前まで乗せて行ってくれた。全員が悪いわけではない。以前トルコに行った時、現地人ガイドに「日本人に色々な人がいるように、トルコ人も色々です。良い人もいれば悪い人もいます。だから気をつけて」と言われた事を思い出した。
  • コロンボ:街中は(気温が)暑くて(車の音で)うるさくて(空気が)汚くて、高々2km程度の道を歩くのもままならず、タイのバンコクを思い出した。歩いている最中にも(自分たちは明らかに肌の色が違うので)三輪車タクシーが客引きしてきて邪魔臭い。前述の通りそういう三輪車ドライバーはプロ精神のかけらもなく、ろくに道も知らずにぼったくろうとしてくるのが腹立たしいのでもう乗らないと決めた。いっぽうデパートで呼んでもらって世話になったタクシーの運転手はプロフェッショナルだったし、値段も納得のいくものだった。翌日もタクシーに乗ったが、前日の運転手に同じ会社の別ドライバーを派遣してもらったところ、その(別の)ドライバーの携帯電話がタクシー走行中に鳴り、私宛の電話だというので何かと思えば件の運転手で「It was very nice to meet you. Hope you enjoyed your stay in Colombo, and you will come again. Please pass my number to your friend or family if they will come to Sri Lanka. I'd be happy to serve them.」というフォローアップと別れの挨拶で感激した。

Nuwara Eliya - tea farms View from the rock Inside the Rock temple Inside a but to Colombo Beach at Mt Lavina - sunset Elephant show

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