シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

Waiwai!@SG, 16 November 2011

11月のわいわい@SG、20人くらいでわいわい話しました。(写真はFacebookで公開中)

今回はかなり日本語話者率高めで、端っこを覗いてだいたいは日本語で会話していたような気がします。
そんななかで記憶に残っているのは語学留学で半年だけシンガポールにいるという日本人青年が「(マレー衣装の)バティックを作るならどこに行けばいいの?」と、中華系マレーシア人女性に質問していたテーブル。私の知るところでは、シンガポールならアラブストリートに行くと綺麗なバティックを売っています。布から作ってくれる店も少なくないようです。しかし、あれはおそらく観光客向けなんですよね。そしてほとんどが女性用。男性用バティックを売っている店は見たことがありません。

そもそもバティックって日本でいう着物みたいなもので、本来は「買う」というより「仕立てる」ものなんです。質問した青年もそれはおぼろげに知っているようで「make」という表現を使っていました(この会話は半分英語、半分日本語でしました)。質問を受けた側の中華系マレーシア人女性も、たぶんシンガポール国内バティックをちゃんと作れるところはないんじゃないか、インドネシアに良い店を知っているけれど・・・と言っていました。

何故マレーシアではなくインドネシアのお店?・・・という話をしながら思い出したのですが、私のマレー系シンガポール人男性の同僚曰く、バティックは州によってスタイルが異なるそうです。(インドネシアの中でもかなり特徴的な文化を持つ2つのエリアである)バリとジャバはもちろん違いますし、そこまで大きく変わらなくても、この襟はジョホール州の特徴、このカフスはどこどこ州の特徴・・・というようにかなり細かく枝分かれしているらしいです。

で、私の同僚はジャバ出身のお家柄。彼は趣味でガミラン(太鼓的な楽器)を演奏するので、演奏会のときはジャバ風のバティックを着て、あの四角い帽子をかぶります。あれが浅黒い肌によく似合って、なかなかかっこいいのです。高温多湿な気候のなかでなぜ長袖長ズボン?とも思いますが、半袖短パンでは感じられない民族性がにじみでて素敵ですよね、バティック。

というわけで質問にはろくに答えず話は発散するいっぽうでしたが、わいわい楽しいひとときでした。