台湾に行ってきた-猫空編 (Maokong, Tea)-
実は今回の台湾行き、かなりノリで「行く!」と決めてしまい航空券を買う段階ではろくに下調べもしてませんでした(まー旅行ってそういうもんですよね)。買ってしまった後で「はて台湾って何あるの? しかも時間ないから台北しか行かないよ?」となり、友人に話を聞いたりガイドブックを漁ったりネットで検索したりのうちに、旅ブロガー・メレ子さんのこの記事に行き当たって「ここは是非行きたい!」と旅程に組み込んだ、それが猫空。
台湾好きのひとには有名な場所のようで、旅々台北.comに猫空特集もあった(ただし2005年の情報)。
台北から南へ車で30分。都心からわずかしか離れていないのに、まるで台北の奥座敷のような雰囲気が漂う猫空。猫空のある木柵地区は鉄観音茶で有名。自ら茶畑を経営する茶芸館も多く、お茶好きなら一度は行ってみたい茶芸館の密集地です。
・・・らしい。とにかく行ってみよう。
猫空に行くには、まずMRT駅で終点の台北動物園駅へ。MRTの駅を出て100メートルほど歩くと、ゴンドラの動物園駅がある。そう、猫空といえばゴンドラ(自分の中調べ)。ゴンドラなんて久しぶりに乗るので、なんだかワクワク。気のせいかもしれないけど、ゴンドラ整備員さんもワクワクしている。
ゴンドラに乗って山の上へ。(今年の台湾の秋は雨続き、自分が猫空に行った朝も小雨が降っていた。傘を差すほどひどい雨ではなかったが、前半の写真がどんよりした雰囲気なのは曇り空のせい。)
猫空は茶畑や茶芸館が多いことで有名。ゴンドラの上からも茶畑と思わしきものが見えた。
山を背にして座ると、遠く台北の町並みも見えた。
山頂の猫空駅からの景色。手前にススキ、奥に台北市街が見える。シンガポールではススキは見れないので、台湾の植生は日本に近しいのだなーとしみじみする。
ここからは歩いて移動。石垣やアスファルトの退色加減がなんとも日本のそれと近しい・・・(と、どうしても日本を引き合いにだしてしまう。だって似てるんだもの)。
ふらふら10分ほど歩いて、中国茶の製法紹介を見たり猫空で採れる茶(主に鉄観音烏龍茶)を試飲したりできるお茶の博物館に来た。
猫空の地形ジオラマがあったりして、
試飲させてもらったお茶は美味しかった。ここで烏龍茶を一袋購入。一緒に試飲したインドネシア系華僑のおじちゃんはまとめて3袋購入してしっかり割り引いてもらっていた。彼は中国語がからきししゃべれないので、私+友人が通訳係になった。同じ烏龍茶を等級別に3袋買うと言いつつ「All of them. Discount?」と聞くあたり、さすが金持ち華僑は買物のコツを心得ている。自分は3袋も要らないから売り子のおばちゃんの言い値で購入・・・ちょっと頼んだんだけど1袋じゃダメと断られた(←なんとなく悔しい)。
ここまで半日案内してくれた台北在住の友人が用ありで去らねばならぬので、山の上にたくさんあるカフェのうちのひとつでランチを食べて、お茶を飲んでまったりして、昼過ぎに猫空を撤退した。このカフェのテラス席からも茶畑や台北市街が見渡せてなかなか良い雰囲気だったけど、自分のカメラで写真を撮り忘れたので省略。道中に仏教寺があったのでパチリ。
あれこれしているうちに晴れていて、帰りのゴンドラからは明るい景色が見えた。
猫空は台北市外の夜景を眺めるのにも良い場所、空気がきれいなので星もよく見えるらしい。またゴンドラ上から山の斜面にトレッキングロードと思しき山道が見えたので、ハイキングに行っても良さそう。
市街地からは若干距離があるけれど、半日あれば都会の喧噪とは違う、静かな雰囲気を味わうことができる。足を伸ばす価値アリ。次に台北に行く事があったらまた行きたいなー。
台湾旅行記、一般向けは今回でおしまい。 つぎは番外編として台湾国立大学構内の様子をアップする・・・かもしれない。
台湾屋台系B級グルメ図鑑100選 旅々台北 松木立安 マジカルサイト 2013-02-06 by G-Tools |