シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

台湾に行ってきた-台北街中編 (Taipei city area)-

北投(Beitou) まずは温泉で有名な北投へ。カラフルな花柄電車に乗って、新北投駅へ行く。 R0014086R0014088

その前に、台北在住の友人が教えてくれたEast Asia's most Eco friendly Libraryという北投図書館に向かう。正式名称「台北市立図書館 北投分館」は、柔らかな光加減が気持ち良い木造建築だった。しかしエアコンがついてないので少々蒸し暑かった。北投は温泉街、道路の側溝から硫黄の白い煙が出ているような場所なので、街全体の温度が台北中心部より1−2度高い。冬支度をしてきた自分たちは「暑い暑い」と言いながら観光した。 R0014092

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図書館の隣には、日本占領時代に使われていた市役所(?)を改築して作ったという温泉博物館があった。無料なので軽く中を覗いてみたところ、日本語OKな案内係もいた。台北市内の観光地はだいたいどこでも日本語が通じた。 R0014090

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温泉は「水美」というホテルの温泉に日帰り入浴で700台湾ドルくらいだった(場所・プランによって値段は異なる)。飲料水飲み放題で、サウナや水風呂、ジャグジー、さらに寝椅子もあって、何時間でも楽しめる。ちなみに台湾の温泉は入浴中にバスキャップの着用がほぼ必須なので要注意。水着着用が必要なところもあるらしいが「水美」は男女別で水着不要だった。

温泉後に食べたランチ。魯肉飯(醤油と砂糖で煮込んだ豚バラ肉のそぼろかけご飯)と冬瓜のスープ。 R0014118 R0014120

時間があったのでデザートも。自分は豆花(トウファ)を、友人は杏仁豆腐に小豆などをかけたものを頼んだ。 R0014121R0014122

士林夜市(Shilin Night Market) 北投のあと故宮博物館に行ったのだが、ここでは割愛。その後に晩御飯を食べるために寄ったナイトマーケットの写真を並べておく。小雨が降っているにも関わらずすごい人手で、落ち着いて食べられる状態ではなかった。食事自体より雰囲気を楽しむ感じかな。

↓でお兄さんが作っているクレープ状の生地を使ってラム肉と野菜を巻き、ラップにして食べた。製作過程は撮影したのに、完成品を撮り忘れてしまった・・・。もちろん美味しかった。最後の1枚は巨大フライドチキン。見た目の通り重量級の食べごたえだった。 R0014124 R0014127

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龍山寺(Longshan Temple) 1737年建立、台北で最も古いというお寺。地震や戦争などで幾度かの損傷を経て、現在の本堂は第二次世界大戦後の1947年に再建されたものという。

龍山寺は、台北でもっとも歴史がある「万華地区」にある。行った時点では何も知らなかったのだが、台北市内の他の場所とはちょっと違う雰囲気だった。まずMRT龍山寺駅を出た時点で、ビジネス街や若者の集まる場所とはちょっと違う喧噪が漂っている。例えば、駅前にご老人が集まってゲーム(将棋?チェス?みたいなボードゲーム、麻雀ではない)している謎の空間があったりする。シンガポールのチャイナタウンにも似たような空間がある。中華系のご老人は集まって遊ぶのが好きなのか。 R0014181 R0014182

道路を1本渡ると、寺の入口までもう少しであることが壁の装飾からわかる。 R0014183 R0014184

龍山寺境内。観光客も参拝する現地の人もたくさんいた。テーブルに置かれているのはお供えもの。寺の講堂は「回」の字状になっていて、真ん中以外にも各頂点に仏像が配置されていた。日本語でそれぞれの仏様の解説をしているガイドさんがいたので、後ろにくっついて一周した。詳しく知りたい人は台北ナビの解説を参照のこと。 R0014188

剥皮寮(Bopiliao Old Street) 龍山寺から歩いて移動していたらレンガ作りの建物群に行き当たった。良い雰囲気なので何枚か写真撮影した。後から調べたらそれは剥皮寮という、100年以上前に立てられた古建築を修復・保存したエリアだった。自分が立ち寄ったときは古建築を活用した(Augmented Reality関連の)デジタル・アート展を開催していた。詳しい時代背景について知りたい人は、台北ナビへどうぞ。 R0014201 R0014196

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西門駅周辺 (Ximen MRT station) 剥皮寮からさらに歩いて、若者が集う繁華街・西門駅前に出た。「台湾の原宿」と呼ばれるらしいが特にこれといって・・・。漢字版アニメイトとダイナミックな焼き鳥屋台を見かけたのでパチリと撮影。 R0014205 R0014203

中山駅周辺(Zhongshan MRT station) 台湾出身の友人に「台北市内でおすすめのカフェある?」と聞いたら「カフェはどこでもシンガポールより美味しいから、特に調べなくても大丈夫。ところでこの鰻屋さんがおすすめ! 東京で食べたどの鰻よりも美味しいよ!」と教えられた。事前にネットで調べたときから「まるで日本じゃないか!」という印象だったが、実際に行ってみても(開店前から行列ができている点も含めて)まるで日本みたいな料理屋だった。

友人の言葉通り、炭火で焼きたての鰻は確かにへたな東京の鰻屋よりもずっと美味しくさらにお手軽プライス、そして店内は現地の(台湾人の)お客さんで大にぎわいだった。 R0014261R0014262 R0014264R0014266

また、確かに台湾のカフェはとてもレベルが高かった。安くて美味しくて良い雰囲気。まるで日本みたい・・・。食べもの繋がりで言及しておくと、パン屋さんのレベルも高かった。↓は、花蓮で見かけたパン屋さん。焼きたてのパンの匂いが通りにまで溢れていた。もちろん美味しかった。 R0013932 R0013931

(海外に住む日本人の合意事項として)日本の食レベルは世界一だが、台湾はそれに匹敵するレベルだと思う。また道行く人々や電車内のマナーの良さも素晴らしかった。こんなに良い国が日本のことを強く支援してくれるとはなんと有難い事だろう・・・と、東日本大震災時の台湾からの支援のことを思いだして改めて感謝の念を抱いた。

山の上の茶畑散策+カフェでまったり・・・の猫空編に続く。

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