シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

SSO(シンガポール交響楽団)34周年記念コンサート

昨年に引き続き、シンガポール交響楽団の34周年記念コンサートに行ってきた。

今回は10代・20代のシンガポール人2人をソロに迎えて2曲の協奏曲+オーケストラだけで2曲を演奏するという、なかなか欲張りなプログラムだった。さらにギター協奏曲は、シンガポール人作曲家Bernard Tanによる作品。作曲家本人(69歳)も存命で、演奏終了後にステージに登場して14歳(!)の若者ギタリストを抱きしめるパフォーマンスを見せていた。 ちなみにこのTan氏は作曲家としてだけではなく物理の研究者として名を馳せているようで、シンガポール国立大で30年以上教鞭をとり、うち12年間は理学科長も務めたらしい(Wikipedia参照)。

さらにこの日はSSOを19年間勤め上げたセカンド(?)バイオリントップ氏が引退するということで、アンコールのブラームス ハンガリー舞曲では彼がバイオリンほぼソロで演奏。引退するだけあって結構なご高齢のように見えたが、ステップを踏んでコミカルに踊りながら演奏、会場から笑い声が続出、演奏終了後は会場全体スタンディングオベーションだった。

曲目のメモ: P.I. Tchaikovsky, Romeo and Juliet:ロミオとジュリエット [youtube=http://www.youtube.com/watch?v=Cxj8vSS2ELU]

Max Bruch, Vaiolin Concerto No. 1 in G minor:ヴァイオリン協奏曲1番 (ヴァイオリンはLoh Jun Hong. この曲はもう少し年季の入ったソリストの演奏で改めて聴きたい。) [youtube=http://www.youtube.com/watch?v=AmMBe4CeOUk]

Bernard Tan, Guitar Concerto:ギター協奏曲 (当該曲がYouTubeで見つからないので、ソロを務めたギタリストKevin Lohによる演奏の別曲) [youtube=http://www.youtube.com/watch?v=Uj3FXeDNxb0]

Maurice Ravel, La Valse:ラ・ヴァルス(ワルツ) [youtube=http://www.youtube.com/watch?v=mZo0pNuTiwE]

Brahms, Hungarian Dances: ハンガリー舞曲 (この動画、西村智美の指揮がかっこいい) [youtube=http://www.youtube.com/watch?v=5tvjR0j5yEY]