シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

神戸に行ってきた - 異人館編 -

シンガポール22時半発・東京6時着、羽田空港で国内線に乗り換える。羽田は国際線を出てすぐに国内線チェックインができて便利だった。空港内で売っている土産お菓子・お弁当がどれもこれもがおいしそうに見えて誘惑に負けそうで参った。シンガポールは海外といえ日本のものがかなり進出しているので和食が恋しくて困るようなことはないが、水が違うしローカルの人間と味覚が違うので、日本のように「何を食べてもおいしい」ということはあまりないから、日本に帰ってくると何を食べても美味しくて驚く。

神戸に行くのは2回目、就職活動のときに会社見学に来て以来だ。

伊丹空港からの神戸・三宮行きのリムジンバスを降りて第一声は「寒い!」。風が冷たかった。自分がいた2日間は実際にかなり冷え込んでいたようで、雪が散らつく事もあった。空も重たげで、写真も気持ち暗め。

ホテルにチェックインした後、なにげなく通りかかった「Criollo Cafe」に入った。はじめは暖をとるつもりでカフェラテだけ注文したが、一口いただいて「これはお菓子もおいしいだろう」と確信してマカロンも頼んだ。外はさっくり、中は幾重にも重ねられたクリームが複雑な味を出す。お持ち帰りでいただいたフィナンシェもバターの風味が生きていておいしかった。こういうふうに自分的に「完璧!」と思えるカフェが簡単に見つかるのって、すごいことだ。 Untitled

お昼ごはんは「神戸デュシャン」で煮込みハンバーグを食べた。昼なのに予約でいっぱいなのも納得。サービスも料理の味も素晴らしい。こういう、おいしくて温かな洋食が恋しかったのだ。シンガポールにも「マ・メゾン」という日式洋食屋があって、ふとしたときに重宝している。けれど、外で寒風に吹かれた後に暖かい室内で膝に掛け物を載せて、グツグツと音を立てながら出てきた煮込みハンバーグをいただくなんていう贅沢は、シンガポールではできない…(第一、冬がない)。 Untitled Untitled

レストランの近くにあったJoshin電気屋)を冷やかしてみたあと、花時計の前から観光用のシティループバスに乗って、異人館エリアへ向かった。

高台のうえにある北野異人館エリアで降りると、そこかしこに西洋風の建物が。たくさんありすぎる。「別に中に入らなくていいか?」と連れとこそこそ話していたが、窓口のお姉さんに解説してもらって主要5館(山手八番館、北野外国人倶楽部、旧中国領事館、うろこの家、うろこ美術館)に入れるチケットを買った。(写真はうろこの家) Kobe Kitano Ijinkan 神戸北野異人館 Untitled

最後に入ったうろこの家の3階から街を見下ろしていたら、窓の外を白いものがちらちらと落ちていく。雪。どうりで寒いはずだ。積もるほどでもなく、ただひらひらと落ちていく美しい雪を堪能できて嬉しかった。数日後に会うひとからのメッセージで、この日は京都でも雪が舞ったことを知る。 View from Ijinkan

異人館エリアを出て、ループバスに乗って、ポートタワーやメリケンパークがあるエリアをぐるりと回ってから中華街で下車。神戸の中華街は食べ歩きが楽しいと何かで読んで、寒い中あつあつの肉まんを頬張りたかったのだ。頬張った。おいしかった。しかし食べ終わってすぐに寒くなった。

Kobe Chinatown Kobe Chinatown

機中泊による睡眠不足もあり、かなり疲れていたので、早めに晩ご飯を食べて帰ることにした。ホテル近くのデパート地下に行って寿司を買って帰り、ホテルの部屋で食べた。狭いホテル部屋で泥のように眠った。(続く)

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