神戸に行ってきた − 花鳥園編 −
神戸で泊まったホテルは駅近の割に安くて、そのぶん部屋も建物も狭かったが、朝食にコムシノワのパンが出る!というのが売りで、期待通り朝食のクオリティは高かった。しかし「セルフサービス」なのに厨房のおばさんがコーヒーか紅茶か聞いてくれたり、パンを温めてくれたりして、さすが日本はサービスが良いな…と思っていたら、食後にお盆を片付け忘れて「すみません、セルフサービスになっておりますので…」と言われてしまった。日本は難しい。(←進むシンガポール人化)
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駅までの道中を寒い寒いとつぶやきながら歩く(寒いのは好きなので文句言いつつも楽しい)。今日はポートライナーに行って花鳥園とUCC博物館に行くのだ。ポートライナー三宮駅前で現地の友人と待ち合わせ、モノレールに乗って出発。
2011年にkokumarugarasuとtaninenが掛川花鳥園に行ってた写真を見て「楽しそう!」と思ったのが、神戸花鳥園を知ったきっかけ。掛川花鳥園も楽しそうだったが、系列の神戸花鳥園にクチバシの大きなオニオオハシがたくさんいることを知って、そのコミカルなルックスにメロメロになって、神戸花鳥園のFacebookページをLikeし、毎日流れてくる鳥情報を堪能していた。毎日見ていたら、現地に行きたくなった。自分も腕に鳥を載せたい!となった。だから、西日本に行く機会があったら神戸花鳥園に行くぞ!と心に決めていた。
というわけでやってきた。京コンピュータ駅の改札口を出ると目の前に巨大な温室がある。
駅改札に置かれた看板にもオオハシが出ていて、テンションが上がる。
中に入ると、春のように暖かい。さすが温室!そして満開の花々。
そして鳥、鳥、鳥。えさを買って、ヒメウズラに餌やりしたり、
念願かなって、腕にオオハシを載せたり。札幌でフクロウを載せたときは羽のように軽かったけど、オオハシは思ったより重かった。そしてオオハシは思ったよりずっと幸せそうな子だった。えさまっしぐら…とも言う。
それにしても、たくさんいた。 遥か彼方のブラジルからこんなにオオハシを連れてきちゃって大丈夫なのかしら…と心配になるくらいたくさんいた。
神戸花鳥園は鳥の種類数の割に、オオハシとフクロウ・ミミズクがすごく充実していた。たぶんインコ・オウムもたくさんいた(インコ・オウムエリアに入っていないので推測)。日本人に人気がある(ありそうな)種類を充実させた結果、こうなったのかもしれない。
バードショーは、シンガポールのJurong Bird Parkのような「色々な種類の鳥が次々と出てくるショー」ではなく、1匹の鳥にフォーカスを当てて、その鳥の生態や特徴を解説する見せ物。もちろんその鳥には名前がついてて、飼育員は鳥を名前で呼ぶ。登場時には名前と種類を紹介し、退場時には「バイバイ」と手をふるインコもいた。 同じ「バードショー」と銘打っていてもJurong Bird Parkとは見せ方がまったく違って、鳥を扱うアミューズメントパークではあるものの、施設としての哲学の違いを感じた。(Jurong Bird Parkについてはブログに書いてない気がするので、後日書きたい。行くたびに100枚くらい写真撮影してしまうので、なかなかまとめられないのだ……)
土産屋・食べ物屋まわりも力が入っていた。ギネスビールのオオハシに対抗するのが、茨城の常陸野ネストことふくろうビールというのは、ちょっと力関係的にいかがなものかと思ったが……(笑)。土産屋だけでなく園内の各所に鳥(主にフクロウ)グッズが置かれているあたりも徹底してて好印象。花に囲まれていただく食事も美味しかった。
UCC博物館は、コーヒー好きなひとには一見の価値あり。なにより博物館併設の喫茶店で飲むコーヒーが美味しい。豆の種類が豊富にあり、サイフォンかペーパードリップを選べる。何も言わずともお洒落なコーヒーカップに淹れてくれる。ひとりひとり別々のカップを使ってくれるのも楽しかった。
夜は神戸牛をいただく。おいしかった。でも神戸牛じゃない牛鍋も十二分においしかった。このときの会話トピックはシンガポールめし、いつまでシンガポールにいるのか、次はどこへ行くのか、神戸住みやすいよ、神戸本社の会社あれこれ(生協は神戸本社)、税金無駄遣い、などなど。店の近くにある生田神社を詣でる時間がなかったのが若干心残り。また次回のお楽しみ。
神戸風月堂ゴーフルデュオグーテD20 by G-Tools |