シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

産休期間

同期入社の4人でランチを食べているときに、産休の話になった。
ちなみにこの4人は全部国籍が違うが、全員女性。シンガポール人(星)、フランス人(仏)、インド人(印)、そして日本人(日)という構成で、シンガポールに住んでいる期間は人によってばらばら。

星「出産奨励のために最近は産休が4ヶ月になったのよ」
仏「子供をつくる予定はあるの?」
星「今のところは特に」
日「でも4ヶ月かー。日本は1年だよ。育休とくっつけて、だけど」
星・仏・印「1年!? 長い! いいなー!」
仏「私も子供が出来たら日本に行きたい」
日「でも育休も足してだよ? フランスもそれくらいじゃないの?」
仏「フランスでも4ヶ月よ!」
日「4ヶ月だと育児は?」
仏「配偶者に見てもらうか、ナニー(子守)に頼むか。そうよ、誰かに預ければいいじゃない? 男性は休めないの?」
日「日本ではだいたいの場合、男性は育休とれない。シンガポールと違ってメイドはいないし」
星「シンガポールでだって、メイドは高いわ!」
仏「でも払えないほど高くないでしょ!」
星「それはそうだけど。どこか別のところに預けられないの?」
日「yes, to school.,you can. not a school, but ammm.(保育園という言葉が思い浮かばない)」
星「そんなに早くからschool???」
印「preschool?」
日「そう、preschool」
日「印度では?」
印「会社によってばらばら。でもだいたい4ヶ月くらい。その後は家族で面倒を見る」
日「なるほど。日本ではヨーロッパを見習って産休育休を長くしろっていう人がいるよ」
仏「北欧ではそうだけど、それ以外の国ではそんなに長くないよ」
日「ドイツ人で長い産休をとっている人を見ることがあったけど」
仏「ドイツも4ヶ月のはず。でも2ヶ月くらいある夏休みをくっつけて、半年くらい休む人はいる

別の話題に入ってから「とはいえ産休・育休をとりにくい雰囲気の会社もあるし、会社によっても異なる」ということを言っておかないとフェアじゃないかな・・・ということに思い至った。が、まあ自分が多く知っているのは(女性が多く、育休をとりやすい感じだった)前の会社だけなので、特に訂正はせずにおいた。若干日本に対する誤解を生んだような気もするが、「過労死」が国際語になっているくらいなので、足して割ればちょうど良くなるだろう、たぶん。