シンガポール日本人墓地公園 に行ってきた
いつかは行こうと思いつつ、すごく不便な場所にあるという噂に恐れを為して、先延ばししつづけていた。ちょっとしたきっかけがあり、足を運んでみるとSerangoon MRT駅からバス+徒歩で20分もかからなかった。なんだ、たいしたことないじゃないか……と思ったが、シンガポールやこちらのバスの仕組みに慣れていないひとからすると、これも「すごく不便」と感じるのだろう。だいたいの物事に関する評価は、人間が判断する以上、どうしたって相対的なものになる。
この墓地には、世界大戦中・後に当地で亡くなった軍人や労働者だけでなく、19世紀末に当地に”輸出”されてきたいわゆる「からゆきさん」(出稼ぎ売春の女性)、修行の旅の道すがら引き止められて当地に留まった僧侶やハリマオの名で知られるマレーの虎・谷豊などが眠る。変わったところでは、新聞記者としてロシアに滞在していた二葉亭四迷が帰りの船で近海を航行中に病死したため、記念碑が建てられている。
詳細に興味があるひとは、現地に行けば案内板が多数設置してあるし、日本人会も冊子を販売している。日本語フリーペーパーによる紹介も参考になる。
ルパン三世 : ハリマオの財宝を追え! ― オリジナル・サウンドトラック by G-Tools |