シンガポールの思い出

2010-2014年、星国に滞在していたときの記録

シンガポールのことば

LanguageExchange友だちのシンガポリアンと話していると、彼の言語に対する感覚の鋭さに驚かされることがしばしば。

私が誰かに対して「わかってくれる」「来てくれる」という表現を使っているところを捕らえて、「なぜ「・・・くれる」というの? 「・・・る」と違うの?」と聞かれてびっくり。私は半ば無意識で使っていたので、何が違うのかな、と一瞬考えてしまった。答えとしては「本当は「・・・してくださる」と言う。感謝の気持ちの表れ」。

また「出来るだけ色々な国の言葉が入った文章を考えてみた」と、謎の文章を書いて見せてくれた(本当はこういうものは書くことはなく、しゃべり言葉だけらしい)。英語・北京語・ホッケン語・マレー語・タミル語の入り交じったというその言語は、私からするとまさに謎の言語。残念ながら理解不能すぎて再現できない。。。基本構造は英語なのに、文法も語彙も換骨奪胎されていた。もちろん漢字入り。しかしそれを「シンガポール人ならみんなわかる」と言うのだから、私がシンガポリアンの同僚同士の雑談を聞いて「何を話しているのかわからない・・・」という状態になるのも自然なことかと。

ちなみに、本日はチームリーダーが英語で「Do you think ...?」とチームメイト全員に疑問を投げかけたところ"mei you mei you!"という答えが返ってきて、隣に座っていた同僚が「mei youっていうのはね・・・」と小声で教えてくれた。感謝。